そんなお悩みを持つ方に人気のヒアルロン酸注入ですが、施術直後に効果を感じられる一方で、失敗してしまうリスクも実際に存在します。
この記事では、ヒアルロン酸注入でよくある失敗の原因と対策について、医師監修のもとわかりやすくご紹介します。
ヒアルロン酸注入を検討している方はもちろん、すでに施術を受けたことがある方も、ぜひ参考にしてみてください。
ヒアルロン酸注入は、手軽に若々しい印象を手に入れられる美容施術として人気ですが、思い通りの結果が得られず「失敗」と感じるケースも少なくありません。
不自然な仕上がりや、想定していなかった副作用に悩む人も多く、事前にリスクを理解しておくことが重要です。
まずは、ヒアルロン酸注入で起こりがちな失敗例を見ていきましょう。
ヒアルロン酸注入で「失敗」と感じてしまうのは、主に以下のような場合です。
・ほうれい線や涙袋の仕上がりが不自然で「ボコボコ」している
・ヒアルロン酸がうまく馴染まずに異物感が残っている
・注入後にしこりができてしまった
・腫れや痛みが長引いている
・口が開けにくくなった
・目元が重く感じる
このような状況では、期待していた効果が得られず後悔してしまう方も多いようです。
ヒアルロン酸注入での失敗の多くは、施術者の技術不足や事前のカウンセリング不足で起こる場合がほとんどです。
ヒアルロン酸は適切な量や場所に注入しなければ、自然な仕上がりにはなりません。
例えば、涙袋に過剰に注入すると皮膚が伸びて不自然な見た目になることがあります。
また、注入後の腫れやしこりが長引くのは、ヒアルロン酸の種類や施術方法が適切でなかった可能性があります。
ほかにも、患者自身の体質やアフターケア不足が影響する場合もあるため、事前のカウンセリングから施術後まで、トータルでケアすることが大切です。
こうした副作用や不満が生じると、施術前に抱いていた期待とのギャップが大きくなり、結果として後悔につながってしまいます。
次章では、ヒアルロン酸注入で起こりやすい失敗について、ケース別の原因と対策を詳しく解説していきます。
ヒアルロン酸注入後、注入したヒアルロン酸が局所的に固まることでしこりができることがあります。
特にしこりができやすいのは、涙袋や目の下、唇、顎のように、皮膚が薄くデリケートな部分です。
しこりの主な原因は、注入量が多すぎる、注入部位に負担がかかる、またはヒアルロン酸の質や体質によるものです。
しこりは時間の経過とともに吸収されて自然に解消されることもありますが、気になる場合は、必ず施術を行ったクリニックに相談し、適切な対応を受けることが重要です。
クリニックでは、ヒアルロン酸の溶解や吸収を促進する治療を提案してくれることもありますので、早期の対応が効果的です。
自己判断でマッサージを行うと、逆に炎症やトラブルを引き起こす可能性があるため注意しましょう。
ほうれい線や目の下、額、こめかみなど、皮膚が薄く動きが多い部位へのヒアルロン酸注入では、皮膚のボコボコが目立ちやすい傾向があります。
ヒアルロン酸注入後に皮膚がボコボコになる原因は、注入量が過剰だったり、注入部位に不均一にヒアルロン酸が広がったりしていることが考えられます。
また、注入後に圧力がかかることや、注入部位が適切でない場合にもボコボコが発生することがあります。
このような場合、無理にマッサージを行うことは避け、すぐにクリニックに相談することが重要です。
専門医による適切な対応が必要で、場合によってはヒアルロン酸を溶解する治療を行うことが効果的です。
ボコボコが目立つ前に早期の対処を行うことで改善が期待できます。
ヒアルロン酸注入では、注射による物理的な腫れのほかに、ヒアルロン酸が水分を吸収してむくむことで腫れが起こる場合があります。
ヒアルロン酸には水分を引き寄せる性質があり、目元や唇などの皮膚が薄い部位は特に影響が顕著で、腫れが目立ちやすいです。
通常、むくみによる腫れは数日から1週間程度で自然に治まりますが、改善が見られない場合は注意が必要です。
まれにアレルギー反応や細菌感染が原因で腫れが続くケースもあります。
放置すると症状が悪化する可能性があるため、1週間以上腫れが引かない場合や痛みや赤みを伴う場合は、速やかにクリニックに相談してください。
また、腫れを軽減するためには、施術後の過度なマッサージや強い刺激を避け、冷却や安静を心がけることが重要です。
事前に施術部位や腫れのリスクについて十分な説明を受け、アフターケアを適切に行うことで、トラブルを未然に防ぐことができます。
ヒアルロン酸注入後に口が開きにくくなる原因は、注入部位に過度の圧力がかかることや、施術後の腫れや炎症が影響しています。
特に顎や口元にヒアルロン酸を注入した場合、過剰に注入されたヒアルロン酸が顎の筋肉や神経を圧迫し、口を開ける動作を制限することがあります。
注入後に顔に麻酔が残っていることも、口を動かしにくくする一因となります。
ヒアルロン酸が完全に馴染むまでの2週間程度は、口を大きく開ける動作は控えるようにしましょう。
万が一、口が開かない症状が長引く場合は、早めにクリニックに相談することが大切です。適切な処置を受けることで症状が改善する可能性が高まります。
ヒアルロン酸が体内で吸収される過程で自然に症状が緩和されることもあるため、焦らず経過を見守りましょう。
こめかみや額へのヒアルロン酸注入は、目の周りの皮膚を持ち上げて目が開きやすくなるという効果が期待できる施術です。
ところが、ヒアルロン酸の注入量が多すぎると、重力によってヒアルロン酸が下がってしまい、まぶたが重く感じたり、目が開きにくくなったりすることがあります。
また、同時にボトックス注入も受けている場合には、ボトックスの作用で筋肉の動きが抑制されて目が開きにくくなっているケースもあります。
麻酔の影響や注入時の炎症反応などにより腫れやむくみが生じることもありますが、これらは一時的な症状で、約1週間程度で落ち着いてきます。
目の下の皮膚は非常に薄くデリケートなため、少量のヒアルロン酸でも膨らみが目立ちやすく、涙袋が不自然に見えることがあります。
ヒアルロン酸注入後の腫れは正常な反応で、通常は術後2~3日をピークに1週間程度で治まっていくことがほとんどです。
水分を吸収してボリュームが増す性質を持つヒアルロン酸は、過剰に注入すると涙袋の膨らみが大きくなりすぎてしまうリスクがあります。
多量の注入や短期間に注入を繰り返すと、皮膚が伸びてたるみの原因になる可能性があるため注意が必要です。
また、注入位置がわずかにずれるだけでも、目元全体のバランスが崩れて不自然に見える原因となります。
自然な仕上がりの涙袋を実現するためには、事前のカウンセリングで適切な注入箇所、注入量を見極めることが大切です。
ヒアルロン酸注入は、美容医療の中でも人気の高い施術ですが、適切な準備と選択を行うことで、より満足度の高い結果を得ることができます。
失敗を防ぐためにも、以下のポイントに気を付けるようにしましょう。
ヒアルロン酸注入を検討する際には、信頼性の高いクリニックを選ぶことが欠かせません。
ヒアルロン酸注入は、見た目の印象を左右する重要な施術であり、特にほうれい線や目元などのデリケートな部位では、高度な技術と豊富な経験が求められます。
適切な施術を受けるためには、医師のスキルが仕上がりを大きく左右することを理解し、慎重にクリニックを選ぶ必要があります。
まずはクリニックの公式サイトを確認し、施術を担当する医師の経歴や資格、過去の症例写真などをチェックしておくとよいでしょう。
口コミサイトやSNSを活用して、実際に施術を受けた患者の声を参考にするのも有効です。
ヒアルロン酸注入では、使用するヒアルロン酸製剤の安全性も見逃せないポイントです。
製剤の種類や特徴について詳しく説明してくれるクリニックなら、はじめて美容クリニックを訪れる方でも安心して施術を受けることができるでしょう。
また、ヒアルロン酸注入の成功には、施術部位に適した製剤の選択が重要です。
例えば、当院で使用しているアラガン社ジュビダームビスタ®シリーズには以下の製剤があります。
製剤名 | 柔らかさ | 適応部位 | 特徴 |
---|---|---|---|
ボラックス | 硬い | 鼻・顎など | ・硬い質感で高いリフトアップ効果 ・フェイスラインや顎を整えたい人に |
ボリューマ | やや硬い | 額、こめかみ、頬、ほうれい線、涙袋、顎など | ・適度な硬さと低吸水性で馴染みが良い ・深めのシワやくぼみの改善に |
ボルベラ | やや柔らかい | ほうれい線、マリオネットライン、目元の小じわ、頬 | ・ソフトな質感で持続期間は短め ・皮膚が薄くデリケートな部位に |
ボリフトXC | 柔らかい | 涙袋、唇など | ・柔らかく滑らかな質感 ・繊細な部位のシワ改善やボリュームアップに |
施術を受ける際は、医師と十分に相談し、自分の希望や施術部位に最適な製剤を選択するようにしましょう。タイデスエナガクリニックでは持続性こそジュビダームビスタ®シリーズに少し劣りますが同様の効果が見込めて価格がリーズナブルなニューラミス(韓国製)シリーズも取り揃えております。
施術前のカウンセリングは、ヒアルロン酸注入の成功に欠かせないステップです。
医師との対話を通じて、自分に最適な施術プランを確認するようにしましょう。
ヒアルロン酸注入はオーダーメイドの施術です。
カウンセリングで自分の希望や悩みをしっかり伝え、それに基づいて自分の顔立ちや悩みに合ったプランを提案してもらうことで、満足のいく結果を得やすくなります。
また、副作用やリスクについての説明があるかどうかも重要な確認ポイントです。
信頼できる医師は、施術のメリットだけでなく腫れや内出血、まれに起こり得る合併症などについても丁寧に説明してくれます。
不明点があれば遠慮せず質問し、納得した上で施術を受けることが大切です。
ヒアルロン酸注入で期待通りの結果が得られなかった場合、焦らずに適切な対応を取ることが大切です。
失敗を修正するための治療法や、症状が改善しないときの対応策を知ることで、もし失敗してしまった場合でも落ち着いて対処できます。
ここでは、失敗したときの具体的な対処法についてわかりやすく解説します。
ヒアルロン酸注入で思ったような仕上がりにならなかった場合、「ヒアルロン酸溶解注射(ヒアルロニダーゼ)」が効果的です。
この注射は、注入されたヒアルロン酸を分解する酵素を含んでおり、気になる部分を短時間で改善できます。
例えば、注入後に凸凹が目立つ、形が不自然などのトラブルがあった場合、施術後すぐにヒアルロン酸溶解注射を行うことで、よりスムーズに修正できるのが特徴です。
ただし、まれにアレルギー反応を起こすリスクがあるため、施術前に医師と十分に相談することが大切です。
ヒアルロン酸溶解注射を行っても症状が改善しない場合や、他の副作用が発生した場合は、さらに専門的な治療が必要になることがあります。
たとえば、腫れや炎症が続く場合は抗炎症薬の処方や、感染が疑われる場合には抗生物質の使用が検討されます。
また、施術ミスが原因の場合、適切な補正施術を行うことが重要です。
こうしたケースでは、初回施術を行ったクリニックではなく、セカンドオピニオンを求めることも選択肢の一つです。
早めに対応することで症状が長引くリスクを抑えられるため、不安を感じた際は速やかに医師に相談しましょう。
タイデスエナガクリニックでは、ヒアルロン酸注入を通じて、患者様が自信を持てる自然な仕上がりを目指しています。
当院の製剤は、厳しい品質基準をクリアした安全性の高いものを使用。
肌質や顔立ちに合わせた治療を行うことで、より満足度の高い結果を追求しています。
施術は美容医療の経験10年以上の医師が必ず担当し、皮膚解剖学の知識を活かしながら一人ひとりに適した治療を提供します。
顔の構造や血管の位置を正確に把握して注入量や角度を細かく調整することで、不自然な仕上がりを防ぎます。
また、カウンセリングを通じて患者様の希望や不安を丁寧に伺い、リスクや効果について詳しく説明します。
安心して治療を受けていただける環境を整えていますので、ヒアルロン酸注入を検討中の方は、ぜひ一度ご相談ください。
当院へのご予約についてはお電話よりもLINE・及びカウンセリング予約フォームで
ご連絡いただけるとスムーズかと存じますのでお急ぎの方はLINE・及びカウンセリング予約フォームにてよろしくお願いします。
03-5708-5731
受付:10:00~19:00 定休日:月木カウンセリングお申込みフォーム
24時間365日受付中