マッサージピールで毛穴改善が期待できる理由とケミカルピーリングとの違い
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マッサージピールで毛穴改善が期待できる理由とケミカルピーリングとの違い
2023年05月24日|17:00 美容皮膚科・レーザー

マッサージピールで毛穴改善が期待できる理由とケミカルピーリングとの違い

最近鏡を見ると、頬や鼻の毛穴の目立ちが気になっていませんか?

加齢とともに毛穴の開きは目立ってくるので、気づいた時点で早めにケアをすることが大切です。毛穴の開きや黒ずみが気になる方におすすめの施術がマッサージピールで、ダウンタイムが少なく手軽に肌質改善の期待ができます。

当記事ではマッサージピールの仕組みや期待できる効果、どのような患者様におすすめなのかをご紹介しますので、キレイな肌を手に入れ自分に自信が持てるようになりたい方はぜひ最後までご覧ください。

マッサージピールとは

マッサージピールとは「PRX-T33」という美容成分が入った特別な薬剤を使用します。肌に塗り優しくマッサージしながら馴染ませ、最後に洗い流します。
皮膚の剥脱を引き起こさないために肌トラブルを抑える美容成分が配合されているため肌へのダメージが少ない治療です。そのため、ダウンタイムが気になる方でも痛みを気にせず施術を受けることができます。さらに、肌のアンチエイジングを図る手法として画期的であると世界各国で注目されているのです。

マッサージピールは肌表面に薬剤を塗り込み、皮膚の真皮深層まで成分を浸透させ線維芽細胞の活性化とコラーゲンの造成を促進し肌に弾力を取り戻す仕組みです。キメの乱れやたるみからくる毛穴の目立ちやザラつきといったお悩みの改善効果も期待できます
薬剤に含まれているコウジ酸がメラニン生成を抑制する作用があるので、シミやくすみ・小ジワ・たるみといったトラブルを改善に導きます。

従来のケミカルピーリングとの違い

マッサージピールと従来のケミカルピーリングの大きな違いは、薬剤を浸透させる肌の層が異なるため配合されている美容成分が異なります。
ケミカルピーリングは表皮にある古い角質を剥がし肌のターンオーバーを促進する仕組みなので、肌表面に見えるニキビや毛穴汚れの改善に向いているがされていましたが、使用する薬剤が肌に赤みや皮剥けを生じさせるといったダメージを与えるデメリットがありました。

ターンオーバーとは、肌の細胞が周期的に生まれ変わる仕組みのことを指します。肌の一番外側にある「表皮」は4週間前後で生まれ変わりますが、このターンオーバーを促進する手法としてケミカルピーリングは優れています。

しかし、ケミカルピーリングでは、治療中やダウンタイムに痛みや赤みを感じたり、皮膚が剥がれ落ちてしまうといった副作用が出るケースがありましたが、マッサージピールはそのような副作用が少ない治療なので痛みやダウンタイムが気になる方におすすめの治療です。

皮膚表面の角質を剥がさずに真皮深層に薬剤を浸透させます。このように肌の内側からハリや弾力向上を促すことを目的とした美容治療でありながら、線維芽細胞を刺激し活性させてコラーゲンの増生を促すため肌への強い刺激を抑えることが可能です。

エステで受けられるピーリングとの違い

最近では、エステや自宅で気軽にできるマッサージピールの認知度が高まり、セルフケア用のマッサージ薬剤が販売されるようになりました。ネットで簡単に購入できるため美容クリニックで治療するよりも比較的安価な料金でピーリングがおこなえますが、個人で購入できる薬剤は濃度は薄く効果が実感できない傾向があります。
美容クリニックや皮膚科で使用するマッサージピールの薬剤は、医療機関でしか購入できません。医療機関用と個人で購入できる薬剤では、成分だけではなく保管・配送方法が異なります。薬剤は保管・配送方法によっては品質が変わってしまうため配送ルートがわからない薬剤の使用は推奨できません。

さらに、正しい方法で施術をしないと効果が感じられないうえ、肌トラブルを引き起こしてしまう可能性があるので注意が必要です。

このようにマッサージピールは従来のケミカルピーリングと異なり、ダウンタイムが少ない美容治療の一つですが、個々の肌質や状態に合わせて薬剤を使用するため専門的な知識やスキルが求められます

施術効果をより実感してもらうのはもちろん、肌トラブルが起こるリスクを抑えるためにも美容クリニックで施術を受けることが大切です。当院では、カウンセリングをおこない患者様一人ひとりにあった治療のご提案をいたします。「マッサージピールが自分に向いてるか相談したい」「もっと詳しいことを聞いてから安心して治療を受けたい」という方は、まずはお気軽に医師にご相談ください。

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マッサージピールの仕組み

従来のケミカルピーリングでは赤みや皮むけが比較的に起こりやすいことが課題でした。
しかし、マッサージピールは真皮に深く浸透・作用するレベルの高濃度でありながら肌への刺激を抑えた薬剤であることで注目されています。

マッサージピールの仕組みとしては、以下の要素があげられます。

施術方法
使用する薬剤
薬剤に含まれている成分

この3つの要素が上手く作用することで肌質改善を導く仕組みになっているのです。マッサージピールを安心して治療を受けるためにも、どのような施術方法であるのか、使用する薬剤にはどのような成分が含まれているのかを確認しておきましょう。

施術方法

マッサージピールは「PRX-T33」と呼ばれる薬剤を使用し施術していきます。針のない注射器(シリンジ)にPRX-T33をいれ、患者様のお肌にのせて顔全体をマッサージしていきながら塗り込みます。最後に薬剤を拭き取るピーリング治療です。施術自体は15分程度で終わるので気軽にできる美容治療として人気です。
薬剤には低濃度過酸化水素(H₂O₂)と高濃度トリクロロ酢酸(TCA)、コウジ酸5%”といった3つの成分が配合されており、お肌にハリと弾力をもたらします。これらの成分が配合された薬剤を肌表面に塗布し真皮深層まで到達させますが、それぞれの成分が異なる速さで真皮深層に到達し肌の内側にある細胞に働きかけるのが特徴的です。

トリクロロ酢酸(TCA)と過酸化水素(H₂O₂)が融合した後は、先にH₂O₂が肌の奥にある真皮深層に向かいます。TCAはゆっくりと肌に浸透していく成分なので、既に真皮深層に到達しているH₂O₂によりTCAの強い炎症作用が抑制され、TCAの持つピーリング作用を上手く発揮することが可能です。

TCAとH₂O₂が真皮深層で融合すると、肌の内部で水分が発生することから治療直後からハリを実感できる患者様もいます。TCAがさらに真皮深層へとゆっくり浸透していくと線維芽細胞を刺激し、コラーゲン線維が造成されることからハリやツヤ感の持続につながるのです。

使用する薬剤

PRX-T33はイタリアの医師によって開発された薬剤で、真皮深層の細胞に働きかけるマッサージピール治療に適しています。肌に浸透し働きかける作用を持った美容成分が配合されており、主な成分は下記の3つです。これらの成分がバランスよく効果を発揮します。
・低濃度過酸化水素(H₂O₂)
・高濃度トリクロロ酢酸(TCA)33%
・コウジ酸5%

PRX-T33は医療機関だけで受けられる治療薬剤として販売されており、インターネット上で販売されている薬剤とは異なります。

個人で購入できる薬剤には上記の美容成分が含まれていない可能性があるだけではなく、薬剤に対する補償がありません。そのため品質管理といった観点から適切な管理が施されていない可能性があるので注意が必要です。

安心してマッサージピール治療を受けるためには、やはり医療期間が正規ルートで購入している薬剤が望ましいため、美容クリニックや皮膚科で本格的な施術を受けることを推奨しています。

PRX-T33は従来のケミカルピーリングの薬剤よりも肌への負担が少ない成分で造成されているため、表皮が剥がれるといった肌トラブルを抑えられます。新しいコラーゲンの生成を促進しお肌にハリをもたらすので、結果的に毛穴目立ちを改善する作用が期待できる薬剤です。

さらに、PRX-T33はダウンタイムが少ないだけではなく治療直後から肌質改善やハリ感アップや保湿力を実感しやすいといった特徴があります。マッサージピールの単独治療だけでなく、ダーマペンとともに用いられるケースもあり治療効果を向上する成分としても活用されているのです。

薬剤に含まれる成分

マッサージピールで使用する薬剤には3つの成分が配合されていますが、下記ではそれぞれの成分の特徴と作用について解説します。

低濃度過酸化水素水(H₂O₂)


H₂O₂は肌表面の皮膚を保護する作用があり、肌への浸透速度はTCAよりも速く、先に肌の真皮深層へ到達するのが特徴的です。TCAが真皮深層へ到達した際には、H₂O₂はすでに細胞に浸透しているためTCAと融合しピーリング作用の効果を発揮させます。

H₂O₂の優れている点は、TCAの強力な剥離作用を抑え表皮を保護することです。さらに、タンパク質の変性を防ぐ作用もあることから、肌のターンオーバーを促進し細胞の再生と新たなコラーゲン線維の造成を図ることができます。

高濃度トリクロロ酢酸(TCA)33%


TCAは肌への浸透速度はH₂O₂よりもゆっくりですが、皮膚のターンオーバーの促進作用があります。肌の深層にある線維芽細胞の活性化とコラーゲンの生成を促進してくれるため、美肌効果が期待できるのが特徴的です。
しかし、強力な剥離作用と炎症作用があるため単体で使用するのは現実的ではありません。そのため、低濃度の薬剤と併用しながら美容治療の薬剤として使用する必要があります。

コウジ酸5%


コウジ酸にはシミの元となるメラニンを作る酵素「チロシナーゼ」の活性化を抑えてくれる作用があります。食用として使用される麹と同じ成分であり、美白効果が期待できる成分でもあるのです。
最近では、時間を問わずにスーパーやコンビニなどで簡単にお惣菜やお弁当が購入できる便利な世の中になりましたが、添加物や防腐剤といった成分が含まれているため肌トラブルが生じやすいといった問題も増えました。

体の中でタンパク質や脂肪が余分な「糖」と結びつく糖化は、シミやシワを増やしたり、たるみやくすみといった肌年齢の老化をまねきやすく、特に添加物や防腐剤などが入ったお惣菜やお弁当が例にあげられます。肌の糖化により細胞にダメージを与え黄ばみを与えてしまいますが、コウジ酸は糖化(黄ぐすみの原因)抑制作用があるので肌質改善やハリ増加を目的としたマッサージピールに向いています。

マッサージピールの施術効果

マッサージピールは加齢に伴って気になってくるシワやシミ、毛穴の開きを改善に導くマッサージ治療ですが、実際に施術を受けると次の4つの効果が期待できます。以下では、それぞれの効果の特徴を確認しておきましょう。

毛穴の引き締めや黒ずみの改善

毛穴の開きは老化に伴いコラーゲンが減少してくる要因があげられます。コラーゲンが減少すると肌のハリや弾力が低下し、結果的に皮膚が重力に引っ張られ毛穴が開いてしまうからです。
そのため、開いてしまった毛穴の引き締めには「マッサージピール治療」が向いています。治療で使用される薬剤にはコラーゲン造成の促進作用がある高濃度のTCAが含まれているため、美容成分が肌深層へと到達しやすく、コラーゲンの造成を促進し肌のハリ・弾力を改善に導いてくれるのです。継続的な治療をおこなっていくことで毛穴の引き締めを狙えるのはもちろん、アンチエイジング効果が期待できます。

さらに、マッサージピールは毛穴の黒ずみにも目立ちにくくする作用もあります。年齢とともに開いてくる毛穴は皮脂や化粧などの汚れが詰まりやすいです。毛穴が開いたままだと角栓が詰まりやすく黒ずみがひきおこります。

汚れや角栓が詰まると丸い毛穴が楕円形になり目立ちやすく鏡でお顔を見た時に気になってしまいますが、マッサージピールで毛穴の引き締めアップができれば、必然的に角栓が毛穴に詰まるのを予防することが可能です。

ニキビ跡・クレーターの改善

ニキビの症状は落ち着いたのに肌の赤みや凸凹感が消えないニキビ跡は、市販薬では改善に導くのは難しいですが、マッサージピールとダーマペンを組み合わせる事でで肌質改善が期待できます。
炎症が軽いニキビの場合は跡が残らないケースも多くありますが、炎症の度合いによっては皮膚の奥まで到達していることも考えられ、セルフケアで消すことが難しいです。そのため、ニキビ跡が消えるまでメイクで隠したり、自力で治そうとするよりも美容クリニックや皮膚科でマッサージピール治療を受けることで改善方向に導けます

ニキビ跡で最も多く見られるのは赤みのあるニキビ跡は、炎症により周辺の毛細血管が拡張されることが原因です。他にも、色素沈着といった症状も多く見られますが、赤みニキビと同様に炎症反応により肌がダメージを受け色素細胞である「メラノサイト」を刺激するため茶色いシミを引き起こしてしまうのです。

ニキビの赤みや色素沈着よりも状態が悪化したものがクレーターで、肌の表面が凸凹してしまうため気になってしまう方も多いでしょう。クレーターの状態になってしまうニキビ跡はセルフケアで治すことができませんが、肌の真皮深層に作用しコラーゲン造成の促進ができるマッサージピールとダーマペンの併用なら有効です。
しかし、クレーターの程度が強めの場合、マッサージピールとダーマペンの併用(ヴェルベットスキン)では針を深くすることができないため、より針の深度を深く設定し、PRPを併用するヴァンパイアフェイシャルなどが適しています。

単発的な治療だけでは元の肌質に導くことは難しいですが、施術回数を重ねることにより徐々にニキビ跡の改善が図れます

肌のたるみや小じわの改善

肌のたるみや小じわといった症状もコラーゲンピールが有効です。肌のたるみは毛穴の開きと同様に、老化に伴いコラーゲンが減少し肌のハリや弾力が落ち皮膚を支えることが難しくなるため「たるみ」といった状態を引き起こします。
加齢の他にも、乾燥により肌の水分が失われることや紫外線といった要因も挙げられます。紫外線は直接的に関係ないものとイメージしてしまいますが、紫外線の影響により真皮深層にある肌のハリやツヤを保つ繊維が破壊されることから肌の弾力が失われます。

紫外線で影響を受けてしまった肌は皮膚が厚くなりゴワゴワし、深いシワは現れやすくなるので日焼け止めで日常的に紫外線から肌を守ることが大切です。

しかし、紫外線とシワ・たるみを切り離して考えている人はまだ多い傾向があります。コラーゲン生成される肌の真皮深層でトラブルが起こっているため、セルフケアで改善に導くことが難しいですが、マッサージピールなら肌の真皮深層まで到達して作用するTCA成分が含まれているので皮膚の内側から肌質改善が期待できるのです。

シミやそばかす・肝斑の改善

マッサージピールで使用する薬剤には美白効果が期待できる成分「コウジ酸」が含まれているので、きれいな肌へ導くことに有効です。
シミやそばかすは表皮に存在するメラニン色素が原因で症状が引き起こされます。肌のたるみと同様に紫外線の影響で表皮上にある細胞でメラニンが蓄積されたり、肌のターンオーバーが低下することが関係しています。

お顔はとくに紫外線に当たりやすい部分なので、シミやそばかすが発生しやすい要因の一つです。そばかすは紫外線だけでなく遺伝的に生じるとされており、日本人の場合は色白の人に多い傾向があります。

他にも、頬や鼻の下などに左右対称にできる少しぼやけたシミ「肝斑(かんぱん)」が発生することもあり、30代以降の女性に多いです。紫外線の影響だけではなく、ホルモンバランスの低下が関係しています。

妊娠・出産のタイミングで肝斑に悩む人が多く、閉経後は徐々に目立たなくなる傾向がありますが、お顔の頬骨あたりに淡くシミができるので気になってしまう方が多いです。そのため、マッサージピールで薬剤を用いてマッサージをすることで、メラニン色素の働きを抑える作用があり選択肢の一つとして有効という意見もありますが
基本的に肝斑は女性ホルモンや慢性的な炎症が原因となっていますので、肝斑部をこするマッサージピールよりも、トラネキサム酸の内服やエレクトロポレーションによる導入、レーザートーニングが無難かもしれません。

マッサージピールの施術がおすすめな人

肌の内側から改善しきれいな肌質へ導くマッサージピールは、幅広い肌のお悩みを持った方におすすめの施術ですが、中でも毛穴が気になる方に有効な美容治療です。
他にも、マッサージピールはダウンタイムが比較的短い治療のため、人と会う予定がある方にも人気です。

肌のハリやツヤがなく毛穴が気になる方
肌の弾力が失われている方
皮膚がたるみ毛穴が開いている方
毛穴が開いていて皮脂がいつも出やすい方
頬まわりにシズク状の毛穴の開きがある方
鼻まわりの毛穴が目立つ方
化粧をよくする方
角栓に脂や古い角質が詰まり毛穴の黒ずみが気になる方
白くキメの整った美しい肌を目指したい方
ニキビ跡を改善したい方
シミやそばかすを改善したい方
レーサー治療よりも気軽にできる治療をしたい方
なるべく短いダウンタイムでの施術を希望している方

「私の肌質は施術に向いているのかな?」「毛穴目立ちの改善を実感しやすいクリニックでマッサージピールを受けたい」方は、まずは医師とのカウンセリングで気になる毛穴のお悩みを相談してみましょう。

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最適な施術間隔・回数

最適な施術間隔・回数の目安は2〜3週間に1回です。患者様の肌質や状態、症状にも個人差はありますが、5回程度継続的に治療をしていただくことで効果が実感しやすく、毛穴の開きや黒ずみが目立たなくなりキメが整った肌に近づいていきます。
カウンセリングから施術までは大体30分~45分前後で終わり、施術後はすぐに帰宅することが可能です。しかし、マッサージピールにはプロトコールがあるため、1回の施術で完結したいからといって、刷り込みを多くしたりは基本的にはできないのですが、プロトコールを超えてしまうと赤みが強く出ることも考えられるため長期的なペースで無理をしないようにしましょう。

肌のハリは施術後から実感できる患者様もいますが、その背景としては使用する薬剤に含まれるH₂O₂が肌の真皮深層まで潤いを促す作用があるからです。

H₂O₂がもたらすハリ感は一時的なものではありますが、真皮深層のコラーゲン生成が促進されると数ヶ月ほどハリ感の持続を得られます。回数を重ねることで肌質改善につながるので、シミ・シワ・毛穴の開き・黒ずみが気になる方は複数回の治療が必要であることを押さえゆておきましょう。

気になる肌のお悩みが改善を実感できた後は、6ヶ月を目安に定期的にメンテナンスをおこなうことを推奨します。

マッサージピールのメリット

マッサージピールは毛穴の目立ちが気になる方におすすめの治療ですが、その背景は使用する薬剤が関係しています。強い炎症作用を持ったTCAが含まれていますが、線維芽細胞の活性化とコラーゲンの生成を促す作用を持っている優れた成分でもあるからです。
TCAの優れたコラーゲン生成作用を促進するために、H₂O₂がTCAの強い炎症作用を上手く抑え肌へのダメージを軽減していることから、肌質改善が導びかれる仕組みになっています。

肌の真皮深層でコラーゲン生成がされると肌にハリや弾力が生まれ、毛穴の開きや黒ずみも改善されることからキメの整った肌に近づくのです。

従来のケミカルピーリングでは施術後に皮膚の剥離やかさぶたといった症状が出やすい課題がありましたが、マッサージピールは専用の薬剤を肌に塗りマッサージして洗い流す施術であることから気軽に受けやすいと人気です。

メスや麻酔を使う治療と比べると痛みも少なく短いダウンタイムで済むので、接客するお仕事や近々プライベートで人と会うご予定がある方でも比較的施術がしやすいメリットがあります。施術時間も大体30分で済むので仕事で忙しい方でも治療がしやすく、施術直後から化粧やスキンケアをいつも通りすることが可能です。

肌のハリ感は施術直後から実感できる場合もありますが、継続的な治療を受けていただくことで毛穴の開きや黒ずみは改善へと導いてくれます。

マッサージピールのデメリット

マッサージピールは施術直後から肌質改善が実感できるなどさまざまなメリットがありますが、TCAの強い炎症作用を抑制するH₂O₂が含まれているので効果の持続期間は短い傾向があります。
1回の施術だけでは効果を得られない場合もありますので、2〜3週間に一回の施術を継続的に5回ほど受けていただくのがおすすめです。

患者様の肌質や症状の状態によって治療回数が変わってくるので、まずは美容クリニックの医師に「どのような治療方針が適しているのか」相談してみましょう。

他の施術と比べるとダウンタイムが少ない美容治療ではありますが、まれに赤みやピリピリした痛みを感じるケースがあります。他にも、一時的に乾燥肌や敏感肌になってしまったり、かさぶたや皮膚が剥離したりといった症状が生じてしまう場合もあるので気をつけましょう。

上記のような症状が強く見られたらアレルギー反応を起こしていることも考えられるので、症状が強い場合は医師に相談してみてください。

ダーマペンとの合わせ技「ヴェルベットスキン」

ヴェルベットスキンとは毛穴の目立ちを改善に導く「ダーマペン」と、専用の薬剤を用いてマッサージする「マッサージピール」も合わせた治療のことです。この2つの施術を合わせることで肌の再生効果や美肌効果が期待できるといわれていますが、特に毛穴の開きや黒ずみが気になる方におすすめの施術です。
次では、ヴェルベットスキンの施術内容やなぜ毛穴が気になる方がダーマペンと組み合わせた治療が有効なのか、その仕組みを詳しくご紹介するので確認しておきましょう。
施術内容
毛穴の目立ちで悩んでいる方には、マッサージピール単体の治療よりもヴェルベットスキンを受けていただくことを推奨しているのは、肌の組織細胞へ若返りを促進させながら肌の内側に潤いを与えてくれる治療だからです。毛穴の開きや黒ずみ改善の効果をより実感しやすい特徴があります。

肌表面に薬剤を塗りマッサージするよりも、肌に小さな穴をあけることで美容成分を含んだ薬剤をしっかりと肌に浸透させることができます。美容成分を直に内側へ届けることができるのが大きな特徴です。主な施術内容は以下の流れになっています。

①カウンセリング
医師が患者様のお悩みや肌質や症状の状態を確認します。

②麻酔
患者様の要望や必要性に応じて専用クリームで表面麻酔をします。

③施術
ダーマペンで肌に穴をあけた後、美容成分を含んだ専用の薬剤でマッサージピールをします。

④アフターケア
専用パックなどで肌のケアを行います。

注意点としてはマッサージピール単体の治療を受けた場合は施術直後からメイクはできますが、ヴェルベットスキン治療は施術当日はメイクができません。施術後の副作用が心配な方は施術後のスケジュール調整をしておきましょう。

ダーマペンの仕組み

ダーマペンとは、髪の毛よりもさらに細い針で肌表面に穴をあけ刺激をすることで、肌本来が持っている自然治癒力を高める施術のことを言います。
肌は傷ができると修復しようと働き肌のターンオーバーを促進しますが、この若返ろうとする働きが弾力のある肌を手に入れることが可能です。

この仕組みを利用しているのがダーマペンで、注射の針よりも細い針を用い、麻酔を併用しますので痛みを感じにくい施術でもあります。

もちろん痛みが心配な方は更に針を挿入することが可能なので心配な方は医師に相談してみてください。

ダーマペンは肌の真皮深層を刺激するため、傷跡や加齢による肌のハリ・ツヤ感が気になる方にコラーゲン生成促進する方法として有効です。施術効果や安心して治療を受けていただくためにも、患者様の肌質やお悩みによって適切な治療を選ぶことが大切なので医師とカウンセリングをしましょう。

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マッサージピールに関してよくある質問

マッサージピールの施術をはじめての方であれば「効果はあるのか」「痛みは本当に少ないのか」気になる方も多いでしょう。
以下では、マッサージピールに関してよくある質問をご紹介します。安心して施術を受けるためにもマッサージピールの施術に関しての理解を深めておくことが大切なので、チェックしてみてください。
マッサージピールの施術時間はどれくらいですか?
施術自体は15分程度でカウンセリングとあわせると30~45分前後で終わります。他の施術と比べると短時間で済むので、お仕事で忙しい方で受けやすい治療です。

さらに、施術後の赤みや腫れといったダウンタイムが少なく気軽にできる施術としても人気があります。

マッサージピールの施術に痛みはありますか?

マッサージピールで使用する薬剤には炎症作用が強いTCAという美容成分が含まれていますが、炎症作用を抑えるためのH₂O₂が配合されているので皮膚の剥離が起きにくく痛みを感じることはありません。
毛穴の目立ちや肌のたるみといった症状は、肌の表面ではなく肌の奥にある真皮深層から改善する必要があります。従来のケミカルピーリングでは、肌表面にしか美容成分が浸透できませんでしたが、マッサージピールには肌の奥にある肌の真皮深層まで浸透できる成分TCAが含まれているため、線維芽細胞の活性化とコラーゲン生成が可能です。

マッサージピールは1回でも効果がありますか?

マッサージピールは施術直後から美白効果や肌のハリ・ツヤ感を実感される方もいますが、より効果の実感・持続するためには2〜3週間に1回の施術をし、継続的に5回受けていただくことを推奨しています。

ヴェルベットスキンに関してよくある質問

次は、マッサージピールとダーマペンを組み合わせた「ヴェルベットスキン」についてよくある質問をご紹介していきます。
特に毛穴の開きや黒ずみが気になる方におすすめの治療ですが、安心して施術を受けるためにもヴェルベットスキンに関しての理解を深めておくことが大切なのでチェックしてみてください。
ヴェルベットスキンの施術時間はどれくらいですか?
ヴェルベットスキンの施術時間は大体30分前後なので、お仕事が忙しい方でも治療を受けやすいのがメリットです。

ダウンタイムは1週間程度で収まることが多く、3〜4週間ごとに5回ほどの術後をすることを推奨しています。

ヴェルベットスキンの施術直後にメイクは可能ですか?

ヴェルベットスキンの施術直後にメイクはできません。治療後12時間は、防腐剤や添加物が配合されている化粧品や日焼け止めを使用はできないので注意しましょう。
シャワーは当日からOKですが、治療後12時間はお顔を濡らしたり洗顔したりすることは避けてください。

毛穴の悩み改善には肌の内側から働きかけるマッサージピールがおすすめ

マッサージピールは肌の奥まで浸透しやすい美容成分を含んだ薬剤を使用してマッサージする治療であり、従来のケミカルピーリングよりも肌の内側から肌質改善をする際に有効です。

施術直後からも美白効果や肌のハリ・ツヤ感を実感できる患者様もいますが、継続的に施術をすることで効果をより実感しやすく肌質改善の持続につながります。

さらに、肌に穴を開けるダーマスキンと組み合わせた「ヴェルベットスキン」の治療をすることで、より毛穴が目立ちにくくなりますが、施術効果を実感するためには患者様の肌質や症状にあわせて治療をすることが大切です。

毛穴目立ちがなくキメ細やかな肌へ導くためにも、まずは美容クリニックの医師に毛穴のお悩みを伝え肌質にあった施術ができるようにカウンセリングをしてもらいましょう。

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タイデスエナガクリニック
03-5708-5731 受付:10:00~19:00 定休日:月木

監修医師

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末永 裕信

Hironobu Suenaga
  • 2009年 長崎大学医学部 卒業
  • 2009年 一宮西病院 勤務
  • 2011年 大手美容外科 勤務
  • 2014年 水の森美容外科 勤務
  • 2015年 水の森美容外科銀座院 開設 院長就任
  • 2019年 国内および国外の美容クリニックにて技術指導・顧問医として勤務
  • 所属 日本美容外科学会(JSAS)
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