豊胸手術後のダウンタイムを解説 痛みはどのぐらい?腫れは?後悔しないための準備とケア方法(医師監修)
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豊胸手術後のダウンタイムを解説 痛みはどのぐらい?腫れは?後悔しないための準備とケア方法(医師監修)
2024年12月10日|13:19 豊胸

豊胸手術後のダウンタイムを解説 痛みはどのぐらい?腫れは?後悔しないための準備とケア方法(医師監修)

豊胸手術のダウンタイムを徹底解説
「理想のバストを手に入れたい」と願う女性にとって、豊胸手術はその夢を叶えるための有力な選択肢です。

しかし、術後のダウンタイムやケアについて不安を抱く方も多いでしょう。

本記事では、手術の種類ごとの特徴や注意点、ダウンタイム中の適切なケア方法について、医師監修のもと詳しく解説します。

豊胸手術のダウンタイムが気になる方は、ぜひ参考になさってください。

目次

豊胸手術にはどんな種類があるの?

豊胸手術は、自分の理想のバストを手に入れるための美容整形手術のひとつです。

現在主流となっている豊胸手術には、「シリコンバッグ」「脂肪注入」「ヒアルロン酸」の3つの方法があります。

まずはじめに、それぞれの手術方法ごとの特徴について紹介します。

シリコンバッグ豊胸

シリコンバッグ豊胸は、人工的なシリコン製インプラントを胸部に挿入することでバストアップを実現する豊胸手術です。

バッグの種類やサイズが豊富で、1回の施術で2カップ以上のバストアップもできるため、しっかりとしたボリューム感を出したい方に適しています。

仕上がりが長期間維持される点も魅力で、半永久的なバストアップ効果を希望される方におすすめです。
シリコンバッグ豊胸の図解
シリコンバッグ豊胸は、あらかじめ理想のサイズや形状を医師と相談しやすいため、仕上がりを明確にイメージしながら進められる安心感があります。

ただし、触感や見た目がやや不自然に感じられる可能性もあるため、事前のカウンセリングで医師と十分に相談して仕上がりのシミュレーションをすることが重要です。

術後は腫れや筋肉痛のような痛みを伴いますが、1~2週間程度で落ち着く場合が多いです。

また、経年劣化によるバッグの破損リスクを考慮し、定期的な入れ替え手術が必要になる場合があります。

脂肪注入

脂肪注入による豊胸は、自然な仕上がりを目指したい方に選ばれる人気の術式です。

自分の太ももやお腹などから吸引した脂肪を胸に移植するので、アレルギーの心配がほとんどなく、人工物を使用する方法と比べて自然な手触りや見た目が特徴です。

脂肪吸引を行う部位に痩身効果が期待できるため、体型全体のバランスを整えたい方にも適しています。

脂肪注入による豊胸
注入した脂肪の定着率には個人差があり、一度で希望通りのボリュームに到達しない場合があります。

脂肪の採取量が少ない方には適用が難しい場合があるため、全身の体型や希望を考慮したうえで選択することが大切です。

脂肪注入による豊胸手術では、脂肪を吸引した部位と注入した胸の両方にダウンタイムが必要になります。

ヒアルロン酸注入

ヒアルロン酸注入による豊胸は、注射でヒアルロン酸を胸に直接注入してバストをサイズアップさせる方法です。

手術時間が短く体への負担が少ないため、「プチ豊胸」とも呼ばれています。

施術後すぐに効果を実感しやすく、日常生活への影響も少ないため、仕事や家事が忙しい方でも気軽に受けられる点が大きな魅力です。

ヒアルロン酸注入による豊胸
ヒアルロン酸は体内で徐々に分解されるため、効果の持続期間は1~2年程度とされています。

継続して理想のバストを保つには定期的な施術が必要になり、長期的なコストを考慮する必要があります。

また、ヒアルロン酸注入では、ダウンタイムがほぼないのが大きな特徴です。

短期間で変化を試してみたい方や、少ないダウンタイムでの豊胸効果を希望する方におすすめです。

症例写真

シリコンバッグ豊胸の症例

シリコンバッグ豊胸症例画像
症例の詳細

施術名 シリコンバッグ豊胸
施術費用 550,000円(税込)~1,375,000円(税込)
リスク 痛み、むくみ、腫れ、内出血、違和感、ツッパリ感

脂肪注入の症例

バスト脂肪注入症例画像
症例の詳細

施術名 バスト脂肪注入
施術費用 220,000円(税込、脂肪吸引費用が別途必要)
リスク 熱感、硬結、内出血、血腫、出血、異物感

豊胸手術の主なダウンタイムの症状は?

豊胸手術の主なダウンタイム症状
豊胸手術は、理想のバストラインを手に入れるための効果的な方法ですが、術後には「ダウンタイム」と呼ばれる身体が回復するまでの期間があります。

ダウンタイム中には痛みや腫れ、内出血といった症状が現れることがあり、手術方法によってダウンタイムの程度や長さが異なります。

痛み

術後の痛みはシリコンバッグ豊胸が最も強く、筋膜や筋肉を切開するため術後数日は動きにくさを感じる場合があります。
痛みはシリコンバッグを入れる箇所によっても異なり、大胸筋の下に挿入する場合が最も痛みが強くなります。

脂肪注入では、脂肪を採取する部位と注入する胸の両方に痛みが出ます。
胸の痛みは比較的軽いですが、脂肪吸引をした部位の方が痛みを感じやすく、筋肉痛のような痛みが2週間から1ヶ月程度残る場合があります。

ヒアルロン酸は注入のみで済むため、術後の痛みはほぼなく、多くの場合数日以内に回復します。

腫れ

シリコンバッグは腫れが引くまで時間がかかり、最終的な仕上がりが見えるまで3か月程度かかることがあります。

脂肪注入の場合、脂肪を採取した部位が腫れやすいですが、胸自体の腫れは比較的早く収まります。

ヒアルロン酸は腫れが最も少なく、数日でほとんど気にならなくなるのが特徴です。

内出血

脂肪注入で脂肪を採取した部位に青あざができることがよくありますが、2週間程度で薄れていきます。

シリコンバッグやヒアルロン酸では内出血が軽微で目立つことは少なく、軽い内出血が出る場合でも自然と薄れて目立たなくなることがほとんどです。

豊胸手術のダウンタイム期間はどのぐらい?

豊胸手術のダウンタイム期間

シリコンバッグ豊胸のダウンタイム期間

シリコンバッグを用いた豊胸手術では、ダウンタイム期間は約2~4週間とされています。

術後数日は特に腫れや痛みが強く、動作に制限がかかる場合があります。

腫れが引き始めるのは1週間前後で、通常の日常生活に戻れるまでには約2週間が目安です。

ただし、完全に違和感がなくなるまでには1ヶ月以上かかるケースもあるため、長期的な計画が必要です。

脂肪注入のダウンタイム期間

脂肪注入による豊胸手術では、ダウンタイム期間は約1~2週間が目安です。

脂肪吸引を行った部位に内出血や腫れが生じることがあり、これが改善するのに1週間程度を要します。

バスト部分の腫れも徐々に落ち着き、術後2週間ほどで日常生活に支障がなくなる場合が多いです。

ヒアルロン酸注入のダウンタイム期間

ヒアルロン酸注入による豊胸は、最もダウンタイムが短い方法です。

ダウンタイム期間は数日から1週間程度とされており、術後すぐに日常生活へ復帰できるケースがほとんどです。

ただし、軽度の腫れや痛みが数日間続くことがあるため、数日間は無理をしないことが推奨されます。

ダウンタイム中に知っておきたいケアと過ごし方

ダウンタイム中の過ごし方
豊胸手術後のダウンタイムは、手術方法や個人差によって異なりますが、快適に過ごすための適切なケアと注意点を押さえておくことが重要です。

手術方法ごとのダウンタイムの過ごし方

「シリコンバッグ挿入」「脂肪注入」「ヒアルロン酸注入」の3つの手術方法ごとに、ダウンタイム中に気をつけるべきポイントをご紹介します。

手術方法ごとのダウンタイムの過ごし方

シリコンバッグを使用した豊胸手術では、術後に包帯やバンドを着用して圧迫固定をするのが一般的です。
圧迫固定をすることでシリコンバッグの位置が安定し、内出血や腫れを抑えます。

術後1週間は、仰向けで寝ることも大切なポイントです。
横向きやうつ伏せでの就寝は、バッグの位置に影響を与える可能性があるため避けましょう。

入浴についても注意が必要で、抜糸が終わるまではシャワーのみに留め、浴槽への入浴は控えるようにしましょう。

脂肪注入は注入部位と採取部位のケアが必要

脂肪注入による豊胸では、注入したバストと脂肪を採取した部位、両方のケアが求められます。
術後、バストには腫れやむくみが見られますが、約1ヶ月で落ち着き、3ヶ月ほどで形が整います。
この期間中は、仰向けで寝る、締め付けの強い下着は避けるなど、バストに過度な圧力をかけないように心掛けてください。

脂肪を採取した部位にも腫れや内出血が起こることがあるため、専用のサポーターやガードルなどを着用すると良いでしょう。

ヒアルロン酸注入のダウンタイムは比較的短いが注意点あり

ヒアルロン酸注入による豊胸は、他の方法に比べてダウンタイムが短いのが特徴です。
術後すぐに日常生活に戻れるケースが多いですが、注入箇所に軽い腫れや痛みを感じることがあります。
激しい運動やバストへの強い圧迫は、ヒアルロン酸の形状に影響を与える可能性があるため避けましょう。

ヒアルロン酸は時間とともに体内に吸収されるため、数年後には再施術が必要となることも理解しておきたいポイントです。

痛みや腫れを最小限に抑える方法とは?医師が教えるセルフケア方法

タイデスエナガクリニック 末永院長
豊胸手術後のダウンタイムは、誰もが気になるものです。

ここでは、ダウンタイムを快適に過ごすために必要な準備やセルフケア方法について詳しくご紹介します。

おすすめのセルフケア方法

①患部周辺を冷やす

豊胸手術後は、患部に熱感や痛み、腫れなどの症状が生じることがあります。

冷却シートや保冷剤などで定期的に患部周辺を冷やすようにすると、術後の熱感や腫れを軽減するのに効果的です。

ただし、冷やし過ぎると血流が悪くなって定着の妨げになってしまうため、保冷剤を使用するときはタオルを巻くなどして調整すると良いでしょう。

また、冷やす際には直接患部に触れないように注意してください。

②柔らかく締め付けない下着をつける

豊胸手術から一定の期間は、ワイヤー入りブラなどの締め付けがあるブラの着用ができません。
胸を優しく支えて安定させられるような、カップ付きキャミソールや柔らかいノンワイヤーブラなどを準備しておきましょう。

ワイヤー入りのブラや補正ブラなど、寄せ上げ効果の高いブラはシリコンバッグや注入した脂肪、ヒアルロン酸がズレてしまうため着用を避けてください。
圧迫感が強いナイトブラにも注意しましょう。

③大きめのクッションで仰向け寝をサポートする

シリコンバッグや脂肪、ヒアルロン酸が定着するまでは、バストに圧力や刺激がかからないように仰向けで寝ることが大切です。
また、頭を高くして寝ると、むくみの軽減にも効果的です。

シリコンバッグ豊胸では、仰向けに寝ると胸に圧迫感を感じることもあります。
仰向けがつらい場合には、大きめのクッションを背もたれにして完全に仰向けにならないようにすると良いでしょう。

④栄養バランスの取れた食事を心がける

豊胸手術後はむくみが出やすいため、塩分や添加物が多く含まれる食事は避けるようにしましょう。
組織の修復のために必要なタンパク質や鉄分、亜鉛、ビタミンEなどをしっかりと摂取することが大切です。

脂肪注入による豊胸後は、ダイエットによる脂肪の減少にも注意が必要です。
注入した脂肪が安定するまでは、大幅な体重の増減がないように栄養バランスの取れた食事を心がけ、健康的な食生活を送るようにしましょう。

⑤リラックスグッズ

術後3日程度は安静に過ごすことが大切です。

動きも制限されますので、音楽や動画、読書など、リラックスした姿勢で楽しめるようなタブレットなどがあると快適に過ごすことができるでしょう。

お気に入りのアロマなどで気分をリフレッシュするのもおすすめです。

ダウンタイム中に避けたいNG行動

ダウンタイム中のNG行動
豊胸手術後のダウンタイムは、術後の仕上がりに大きく影響を与える重要な期間です。

理想の仕上がりのために、ダウンタイム中は次のようなNG行動を避けるようにしましょう。

激しい運動や無理な姿勢を取ること

ダウンタイム中に激しい運動や無理な姿勢を取ると、胸に負担がかかり、回復を遅らせる原因となります。

特に、胸筋を使う運動はシリコンバッグや注入した脂肪などの位置をずらしてしまう可能性があるため、絶対に避けましょう。

また、寝る姿勢にも注意が必要です。
術後は仰向けで寝るようにし、うつ伏せや横向き寝は胸を圧迫する可能性があるため控えてください。

安静を第一に考え、自分の体調と相談しながらゆっくりと日常生活に戻すことが大切です。

入浴やサウナで体を温めすぎる行為

手術後、体を温めすぎると血行が促進され、腫れや内出血が悪化する可能性があります。

特に入浴やサウナはNG行動の代表例です。

シャワーは翌日から可能ですが、短時間で済ませるようにしましょう。
入浴は一般的に抜糸後から可能になりますが、必ず医師に確認するようにしましょう。

寒い時期など、どうしても温まりたい場合は、ぬるめのお湯で短時間の足湯程度に留めるなど、体の負担にならないように注意してください。

タイトな下着や服装の着用

締め付けが強い下着や服装は、豊胸手術後の胸に余計な圧力をかけ、形状に悪影響を及ぼす可能性があります。

術後は包帯やバストバンドによる圧迫固定を行います。
圧迫固定は、腫れを抑えて胸の形を整える役割を果たしますので、指定された期間は必ず着用しましょう。

間違った下着選びは後悔のもとになりますので、クリニックからの指示をよく守ってください。

処方薬の自己判断による中断

処方された痛み止めや抗生物質を途中でやめてしまう行為も、ダウンタイム中のNG行動です。

薬を適切に使用することで、痛みのコントロールや感染症予防が可能になります。
自己判断で中断すると回復が遅れるだけでなく、術後トラブルにつながる恐れがあります。

少しでも不安がある場合は、早めに医師に相談し、指示を守るよう心がけてください。

豊胸手術のダウンタイムに関するよくある質問

Q.豊胸手術後のダウンタイムはどれくらい必要ですか?

A.豊胸手術後のダウンタイムは、手術の種類や個人の体質によって異なりますが、一般的には約1週間から2週間程度必要です。
この期間中は、痛みや腫れがあるため、安静に過ごすことが推奨されます。
完全に日常生活に復帰するには1ヶ月ほどかかる場合もあります。


Q.ダウンタイム中に感じる痛みはどの程度ですか?

A.術後の痛みは施術によって異なりますが、シリコンバッグを挿入する手術の場合では、胸筋が引き伸ばされることによる筋肉痛のような感覚が主です。
痛みのピークは術後2〜3日目で、多くの場合、処方された痛み止めを使用することで緩和できます。
1週間程度で痛みが軽減し、1ヶ月後にはほぼ消失することがほとんどですが、痛みの程度が強かったり、痛みが長引いたりする場合はすぐに医師に相談してください。


Q.豊胸手術後に仕事復帰するタイミングはいつが適切ですか?

A.デスクワークでは、手術後1週間ほどで復帰できる場合が多いです。
ただし、体を動かす仕事や長時間の移動が必要な場合は、2週間以上の休養が必要なこともあります。
術後の回復には個人差がありますので、医師と相談して自身の体調を最優先に判断してください。


Q.豊胸手術後はどのぐらいで運動を再開できますか?

A.軽いストレッチやウォーキングなどの運動は術後2週間以降から徐々に開始できますが、胸部に負荷がかかる激しい運動や筋トレは術後1ヶ月以上経過してから再開するのが望ましいです。
いずれの場合も、医師の指導を受けながら段階的に運動を取り入れるようにしましょう。


Q.ダウンタイム終了後に気をつけることは?

A.ダウンタイムが終了しても、胸部への強い圧迫や激しい運動は控える必要があります。
特にシリコンバッグ豊胸の場合は、正しい位置に安定するまで3ヶ月程度かかることもあります。
定期的な検診を受け、医師の指導に基づいて術後ケアを継続するようにしましょう。

まとめ

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豊胸手術は、理想のバストを手に入れるだけでなく、自信を高める大きな一歩です。

シリコンバッグ、脂肪注入、ヒアルロン酸注入など、それぞれの特徴を理解し、自分に合った方法を選ぶことが成功への鍵となります。

タイデスエナガクリニックは、豊胸手術の専門的な知識と経験を持つ医師が在籍し、丁寧なカウンセリングと患者一人ひとりに寄り添った治療を提供しています。

術後のケアやアフターサポートも充実しており、安心して治療を受けられる環境が整っています。

豊胸手術をご検討中の方は、ぜひタイデスエナガクリニックの無料カウンセリングをご利用ください。

当院のご予約方法

カウンセリングをご希望のお客様は、クリニックへ直接お電話頂くか、または、メール入力フォーム、LINEよりご予約ください。
タイデスエナガクリニック
03-5708-5731 受付:10:00~19:00 定休日:月木

監修医師

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末永 裕信

Hironobu Suenaga
  • 2009年 長崎大学医学部 卒業
  • 2009年 一宮西病院 勤務
  • 2011年 大手美容外科 勤務
  • 2014年 水の森美容外科 勤務
  • 2015年 水の森美容外科銀座院 開設 院長就任
  • 2019年 国内および国外の美容クリニックにて技術指導・顧問医として勤務
  • 所属 日本美容外科学会(JSAS)
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