二重埋没法

埋没法とはメスを使わずに針と糸で二重を作る方法です。
糸は髪の毛よりも細く、手術時間も15分程度のため、選ばれやすい二重術です。
方法によって腫れやすさ、持続力、結び目の目立ちにくさなどが異なるため、自分に合った方法を選択されるとよいでしょう。

スタンダード法従来より行われているもっとも基礎的な埋没法です。比較的小さな2,3個の糸のループを瞼の中に作りその糸のループで二重のラインを引き込みます。

マルチリンク法(6点交叉埋没法)1本の糸を瞼の中で何度も交差させることにより、糸にかかる力がまぶた全体に分散しますので、少ない糸の本数で強度を上げた埋没法といえます。また、糸の縛る強さも強すぎず弱すぎず、のため組織を把持する力も維持されやすいため、かなり取れずらい埋没法となっています。結び目も皮膚側に来ないため、埋没法のポッコリ感と糸が増えることに抵抗感のある方、なるべくとれにくい埋没法をご希望の方にお勧めです。

ブラインドループ法(裏留め)皮膚側には糸が貫通せず、結び目も皮膚側には来ないため、ハレにくく、結び目のポッコリ感も出にくい埋没法。
皮膚に針穴がなく、直後から化粧も可能なため、ダウンタイムは最小限にしたい方や、ばれたくない方には最も向いています。

埋没法で腫れを少なくするには埋没法で腫れを生じる要素には
1.組織を結ぶ糸の強さ
2.麻酔の量
3.糸が皮膚を貫通しているかどうか(皮膚側に傷ができるかどうか)
4.強い内出血が起こる、などがあります。

通常、埋没法で使用される糸の太さはほぼ7-0という太さになりますが極端に針や糸の太さが違わない限り、針や糸の太さはあまり腫れには影響しません。

それぞれについてご説明します。

1.組織を結ぶ糸の強さ糸を結ぶときに強く組織を噛んでしまうと組織はうっ血し腫れやすくなります。
このようなことがないように糸を結ぶ際には適切で均一な強さになるように調節します。
緩すぎず、強すぎず糸の結び目を調節する技術が必要です。

2.麻酔の量麻酔の量は純粋に水分として腫れを誘発する事と、麻酔による目の開きづらさから余計に腫れた印象が強くなります。スムーズに手術を行える医師であれば極端に麻酔の量が増えすぎることはありませんが、未熟な医師が手術を行えばその分麻酔も増え、腫れが出てやすくなります。

3.糸が皮膚を貫通しているかどうか(皮膚側に傷ができるかどうか)瞼の表面を糸が通ると瞼の皮膚は程度の差はありますが炎症を起こします。
その炎症の結果として浮腫みや腫れが多少ですが出てしまいます。

4.強い内出血が起こる、などがあります。内出血が出てしまうかどうかは、偶然の要素も強いため、100%回避することはできませんが内出血が起こりそうと判断すれば、瞬時に適切に圧迫止血を行うことで最小限に食い止めることは可能です。

糸のポコ(糸玉)が目立つ皮膚側に糸が埋没される場合、どのように適切な手術を行っても術後に結び目が目立つ可能性はゼロにはできません。技術的な要素として、糸玉が目立つ原因は、糸を結ぶ際にわずかに結び目が皮膚・あるいは浅い皮下組織を噛んでいる場合です。

この場合、糸玉がなかなか皮下組織の深い層に落ちていかないため、結果として目をつぶった時にポコっと感じてしまいます。
また、瞼の皮膚が薄い方では適切に結び目が埋没されていても糸玉が気になる可能性はございます。

当院では、皮膚側に結び目を作る際にはしっかりと埋没されるように同一の針穴を確実に通し、浅い層で糸玉が留まらないように細心の注意を払って手術しております。

また、糸玉が目立つ可能性をできる限り無くしたい場合は、瞼の裏側に結び目を作る方法もございます。

左右差が気になる睫毛から二重のラインまでの距離が同じであっても、二重の幅や目の開きが異なって見える可能性があります。

これは、見かけ上の二重幅は瞼を持ち上げる力や、目のくぼみ、眉毛との距離などによって変化するためです。
人間、完全に左右対称な方はほとんどおりませんが、一人一人のお目元をしっかりと診察し、できうる限り、左右差を生じない・感じないような二重の形成を心がけています。

また、手術中に患者様自身にも確認していただくことで、極力左右差を生じない環境を整えています。

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