当院のスレッドリフトの特徴
当院でスレッドリフトに使用する糸の素材はPDO(ポリジオキサノン)とPCL(ポリカプロラクトン)です。ともに安全性も高く、最小限のダウンタイムで最大限の効果を出せる様にそれぞれの素材の特徴を活かしたデザインをご提案します。
従来の製品では、熱処理を行い糸に細かい傷を付けることで糸にコグ(特殊なトゲ)をつけていました。しかし、これでは耐久性に弱いためたいないで糸が切れてしまう可能性もありました。
当院で使用する糸は最初から鋳型に素材を流し込みコグの付いた糸として生成されますので強度も増しています。
また、コグの密度も高く、2方向のコグによりしっかりとしたリフティングが可能となりました。
PDOとPCLの特徴をまとめておきます。
PDO(ポリジオキサノン) | PCL(ポリカプロラクトン) | |
---|---|---|
分解時間 | 6~12か月 | 6~24か月 |
柔軟性 | ○ | ◎ |
引き上げる強さ | しっかり | やや甘い |
痛み・異物感 | わずか | ほとんどなし |
色 | 青 | 透明 |
直径・太さ | 中 | 太 |
PDOは糸の張力が強いため、思い皮下脂肪やフェイスラインを引き上げる事に適しています。体内での吸収期間はおよそ6~12カ月ですが、糸が分解された後は周囲の組織にコラーゲンやエラスチンが増生されています。
PCLはPDOよりも太さはありますがとても柔軟性に富むため、ほうれい線や口元など顔の曲面や動きの多い部位でも違和感を生じにくく、また、吸収期間も16~24カ月と長いため効果も持続しやすいとされています。
一方、引き上げる強さでは、PDOよりも甘いため、しっかりとしたリフティング効果を出すために、ある程度の本数を使用する事が推奨されます。